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<レジェンドが語る>
ディエゴ・フォルラン「日本サッカーに伝えたいこと」 

text by

竹澤哲

竹澤哲Satoshi Takezawa

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photograph byJ.LEAGUE PHOTOS

posted2015/05/01 06:00

<レジェンドが語る>ディエゴ・フォルラン「日本サッカーに伝えたいこと」<Number Web> photograph by J.LEAGUE PHOTOS
大きな期待と話題とともにJリーグに移籍してきたスターは、苦しいシーズンを終え、J2で新たな戦いに挑んでいる。好調のいま、改めて語る日本サッカーについて感じていること。

「こんにちは、そして地球の反対にいるみなさんにもこんばんは」

 3月12日午前11時、ディエゴ・フォルランは所属するセレッソ大阪のクラブハウスで記者会見を開き、そう挨拶をしてから、ウルグアイ代表から退くことを発表した。

 思えば昨年2月、フォルランは加入会見で流ちょうな日本語の挨拶を行なって日本中を驚かせ、同時に大きな期待を抱かせてくれた。しかし優勝候補だったチームは2部へ降格。フォルラン自身もシーズン終盤、監督の構想と合わなかったためかベンチから外れることが多かった。

 異国の地で過ごした失意のシーズン――。だが3カ月のオフを母国で過ごし、J2での戦いのために戻ってきたフォルランを取材のために訪ねると、彼はにこやかな笑顔を見せて言った。

「昨年はもちろん、優勝したいと思っていた。でも結果は2部降格だった。思い描いていた現実とは異なるけど、ベストを尽くし、前進していくのみだよ。人生とは、様々なことが起こるものだから」


 昨夏以降、私はテレビのドキュメンタリー番組の制作スタッフに加わり、何度かフォルランにインタビューをする機会に恵まれたが、概して彼の答えは短かった。もともと取材嫌いなのかもしれないと感じていただけに、シーズン終了直後にウルグアイのテレビ「エル・オブセルバドール」にスカイプを通じて出演し、Jリーグでプレーした印象や試合に出られず葛藤があったことなどを率直に、そして饒舌に話す姿は衝撃的だった。だからこそ、改めてもう一度話を聞きたいと思っていた。

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