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リーグ3連覇を経験する男、興梠慎三の勝負に徹する姿勢。~らしく勝つ、らしくなくても勝つ~
text by
二宮寿朗Toshio Ninomiya
photograph byJ.LEAGUE PHOTOS
posted2017/04/29 17:00
昨季まで5年連続2桁得点を記録するエース。チームメイトのラファエル・シルバ(中央)らと得点ランクを争う。
メリハリある戦い方。それが今年の浦和レッズのテーマだ。
7-0で圧倒したベガルタ仙台戦(7日)の後、上海上港に勝ちACLグループリーグ突破に王手をかけ、その5日後のFC東京戦でも白星を挙げてJリーグで今季初めて首位に立った。
この2試合はいずれも1-0で逃げ切った。上海上港戦はブラジル代表オスカルの2つのPKをしのぎ、FC東京戦は前半に奪った興梠慎三のゴールを守った。ペトロヴィッチ監督は「美しくない戦い方であっても勝利していく。その変化を考えてやっている」と語っている。美しい戦い方を追求する一方で、過密日程のなかでは勝負に徹する場合もあるということ。FC東京戦がまさにそれを象徴するゲームであった。