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長野久義の「呼び込む技術」に
盟友・坂本も憧れていた。
~最多安打争いの忘れられない思い出~

posted2019/01/29 16:30

 
長野久義の「呼び込む技術」に盟友・坂本も憧れていた。~最多安打争いの忘れられない思い出~<Number Web> photograph by Nanae Suzuki

長野は2度の指名拒否を経て'10年にドラフト1位で巨人入団。1年目から9年連続で100安打、2ケタ本塁打を記録。

text by

石田雄太

石田雄太Yuta Ishida

PROFILE

photograph by

Nanae Suzuki

 もう7年も前のことになる。2012年のシーズン最終戦、ジャイアンツの坂本勇人が初めてのタイトルを獲得するためには、3本のヒットが求められていた。最多安打のトップに立っていたのは、長野久義。坂本はその試合で3安打を記録して長野に並んだ。その瞬間のことを坂本は忘れない。

「あのときの長野さん、自分のことのように喜んでくれていたんです。もし逆の立場だったら、きっと僕も素直に喜べていたと思うんで、そうやって気持ちがつながっていたことが嬉しくて……しかもチームメイトとして1年間、一緒に戦って、バッターとして勝負して、それで2人一緒に個人タイトルを獲れるなんてことはなかなかないと思いますからね」

こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。
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