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白銀の青森山田からアビスパ加入。
大型CB三國ケネディエブスの6年間。
text by
塚越始Hajime Tsukakoshi
photograph byAFLO
posted2019/01/23 11:30
日本で身長190cm台のセンターバックは希少な存在だ。三國ケネディエブスはその恵まれた体格を生かしてJリーグの舞台に挑む。
僕の人生の宝物になる6年間。
しっかり自分自身の現在地を把握し、プロの世界に挑む。選手権の決勝で対戦し、鹿島アントラーズに進んだ同じセンターバックの関川郁万という人生のライバルとも巡り合えた。
福岡を率いるイタリア人ファビオ・ペッキア新監督は真っ白な状態からチームを見る。
ルーキーとはいえ、三國にも出場機会を掴むチャンスは十分ある。
「青森での生活は、正直きつかったです。けれど、本当に素晴らしい仲間にも巡り合えて、成長できて、僕の人生の宝物になる6年間になりました」
三國は笑顔を浮かべて言った。
全国制覇を達成したことで、青森での6年間のすべての風景が黄金の輝きを放つ。その大きな体に、人一倍のひたむきな心を持つ三國であれば、夢を目標に切り替え、その手で掴み取れるはずだ。