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強力ルーキーたちを擁する早稲田大学。
日本体育大学は試練を乗り越えて粘れるか。 

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箱根駅伝2019取材チーム

箱根駅伝2019取材チームhakone ekiden 2019

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photograph byShunsuke Mizukami

posted2018/12/26 11:00

強力ルーキーたちを擁する早稲田大学。日本体育大学は試練を乗り越えて粘れるか。<Number Web> photograph by Shunsuke Mizukami

進境著しい廻谷と岩室。

 そんな中で小林監督が期待をかけるのが、今季力をつけた廻谷賢(3年)と岩室天輝(2年)の2人の走りだ。

「出雲、全日本と総合順位は思わしくなかったんですけど、その中でも廻谷と岩室が区間上位に入ってきているということで、この両名は箱根本大会でも成果を上げてくれるのではないかと思っています」

 今季の廻谷は出雲で4区を走って区間3位、全日本でも7区を区間4位と安定して力を発揮している。前回の箱根駅伝では山下りの6区を走って区間15位と思うような力を発揮できなかっただけに、大舞台での雪辱を期している。

「前回の箱根は人生で一番悔しいレースでした。やっぱり同じ区間で勝負して、前回抜かれた分を抜き返したいです」

 日本体育大学は近年の箱根路では6区に区間記録保持者の秋山清仁(現愛知製鋼)が控えていた。そのため、往路で多少崩れても、秋山の区間で一気にシード権獲得圏内に飛び込んでくることができていた。そんな偉大な先輩の走りを研究し、それに続くべく山でのリベンジに燃える廻谷が起用できれば、チームに与える安心感は大きい。

 加えて、2年生ながら出雲5区5位、全日本6区3位と力を見せた岩室も「箱根駅伝は実力以上にメンタルの強さが求められる駅伝だと思うので頑張りたい」と、初の箱根路に向けて意欲を見せている。

復路に強い近年の傾向を再び。

 また、前回大会の復路でともに区間3位と好走した山口和也と中川翔太の3年生コンビは、今季の駅伝戦線ではまだ力が発揮できていない。裏を返せば彼らが調子を上げて来ることができれば、それはそのままチームの勢いを加速させることになる。

 前回大会の山口、中川の走りに見られるように、近年の箱根駅伝で日本体育大学は復路に強い。序盤から上位で目立つことはないが、諦めずに少しずつ順位を上げて行くと、気付けば最後にはシード権獲得圏内に食い込んでいる――そんな展開になることが多い。

 多くの障害を越えながら、地道にトレーニングを積み重ねてきたのが今季のチームだ。彼らが日本体育大学らしい最後まであきらめない走りを体現できれば、4年連続となるシード権の獲得が見えてくるはずだ。

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