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金子投手の日本ハム入りで思い出す、
大谷翔平との全球ストレート勝負。
text by
田中大貴Daiki Tanaka
photograph byKyodo News
posted2018/12/11 11:30
10日、日本ハムの入団会見に臨んだ金子。心機一転、登録名を千尋から「弌大(ちひろ)」に変更した。
大谷翔平との全球直球勝負。
その表情にはついに笑顔が見られました。
そして、帰国後、プロ野球人生で初めての移籍を選択。選んだ先は北海道日本ハムファイターズでした。思い返せば、去年10月4日に大谷翔平選手が「4番・投手」で出場した時、その相手は金子投手でした。
あの時、最後の打席は全球ストレート勝負で大谷翔平に向かった、かつての最多勝右腕。
「大谷君が新天地に行く姿を見て、感じるものがあった」と、シアトルからの帰りの空港で教えてくれたことを鮮明に覚えています。
金子投手にとっての新天地・北海道。思い悩み、苦しんできた時期を乗り越え、環境も変わる来季。
現役投手たちから「ベース板の上で最も力が宿る」と言われている抜群のストレートで、北の大地を沸かせてくれると確信したアメリカでのトレーニングでした。