ゴルフボールの転がる先BACK NUMBER
谷口徹50歳、口もプレーも衰えず。
世代交代が進むゴルフ界に待った!
text by
桂川洋一Yoichi Katsuragawa
photograph byYoichi Katsuragawa
posted2018/12/05 07:00
ツアー20勝の実績とともに歯に衣着せぬ言動がトレードマークの谷口徹。人間味あふれるゴルファーだ。
飛ばない若手に辛口コメント。
国内メジャー大会の優勝で、谷口のシードは55歳で迎える2023年までに伸びた。体力が衰えていくのは摂理で、トップツアーで戦い続ける現実はそれはそれで大変そうだが、本人はどこ吹く風。
「身体は動きがすごく良くなった。アドレスに入ってからトップ、ダウンとフィニッシュまでがスムースになった。最近にはなかった感じで気持ちよく振れる」と表情は明るい。
「年はね、あんまり感じない。ボールを替えてから飛距離も伸びて、若い選手と近いところまで行くようになった。最近は楽しい。(飛距離で若手に)勝ったら、いつも言っている。『お前、シニアが近いな。俺より飛ばないなんて。いくつ? 20代か。話にならんな』って(笑)」
いつまでたっても口うるさく発破をかけるのも、おそらく谷口の天命。一方で、その志は、今なお若いモンのままなのだ。
国内外のトーナメント速報をいち早くお届け!!
「ゴルフダイジェスト・オンライン」 http://news.golfdigest.co.jp/