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エディー「ジャパンを痛めつける」
恩師お得意の心理戦に日本の反応は?
text by

生島淳Jun Ikushima
photograph byAFLO
posted2018/11/17 09:00

エディー・ジョーンズ。味方だとこれほど頼もしい監督はいないが、敵に回すとこれほど恐ろしいとは。
それにしても、ジョーンズ氏は嫌な相手だ。
自分たちの課題に集中し、余分な情報をシャットアウトする日本。
分析から戦略を導くイングランド。
「フィジカリー・スマッシュ」というジョーンズ氏の言葉を額面通りに受け取ってしまうと、まったく違う戦いに引きずり込まれてしまう恐れも捨てきれない。ジョーンズ氏はメディアを使っての心理戦も得意としているからだ。
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ジャパンとしては、イングランドの圧力をうまくいなしつつ、自分たちのアタックの時間帯をどれだけ作れるかがカギとなるだろう。
それにしても、ジョーンズ氏が敵将となると、相当嫌な相手になるのだと、改めて実感しているところである。
