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<独占インタビュー>
中島翔哉、新エースはあえて「考えない」。

posted2018/11/05 00:00

 
<独占インタビュー>中島翔哉、新エースはあえて「考えない」。<Number Web> photograph by Takuya Sugiyama

text by

戸塚啓

戸塚啓Kei Totsuka

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Takuya Sugiyama

 信じられないような爽快な光景だった。  南米の強豪を若き攻撃陣が切り裂いての4得点。  快勝の立役者となった新たなる背番号10番が独占取材に応じ、その独特なサッカー観を語った。

 恐ろしいほどに真っ直ぐな純真さを、中島翔哉は胸に宿している。9月に始動した新生日本代表で背番号10を背負う24歳は、感情の奔流に踊らされることがない。

「背番号10に対する期待は、もちろん感じています。でも、期待に応えるためにプレーすると、結局は期待に応えられないと思うんです。それって、自分のプレーもできていないということなので。9番でも10番でも、20番でも23番でも自分は変わらないですし、楽しくプレーするなかで、期待に応えられたら、と思います」

 国際Aマッチ4試合目の出場となった10月16日のウルグアイ戦でも、期待や重圧に押し潰されることはなかった。FIFAランキング5位の伝統国は、スペインやイタリアの強豪クラブに所属する選手を揃える。経験も実績も体格も上回る相手にひるむことなく、167cmの中島は得意のドリブルで歴戦のDFを翻弄し、パンチ力のあるシュートでゴールを脅かした。

 南野拓実の先制点は、中島のアシストから生まれた。大迫勇也が挙げた2点目も、中島のシュートをGKが弾いたのがきっかけだった。森保一監督のもとで世代交代をはかる日本は、4-3の撃ち合いを制した。

「すごくいいチームといい試合ができて、すごくいい経験になりました。個人的にはそこまでいいプレーをしたとは思っていませんが。拓実へのパスは普段からやっている得意なプレーのひとつですが、狙いどおりというわけではなく、試合中は何も考えていないんです。『あのプレーはどう思っていたの?』ってよく聞かれるんですけど、うまく答えられなくて。今までずっとサッカーをやってきて、身に付いているものがパッと勝手に出てくる感じなので。試合中はホントに何も考えていないんです」

この記事は雑誌『Number』の掲載記事です。
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