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世界バレーが億単位の大赤字!
日本優遇が置き去りにしたもの。 

text by

松原孝臣

松原孝臣Takaomi Matsubara

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photograph byKyodo News

posted2018/10/29 07:30

世界バレーが億単位の大赤字!日本優遇が置き去りにしたもの。<Number Web> photograph by Kyodo News

バレーボール女子日本代表は、5位決定戦でアメリカに敗れ、6位で大会を終えた。

決勝が「祭りのあと」では。

 決勝を戦ったセルビアとイタリアの試合も、ファイナルを飾る好ゲームだったにもかかわらず、どこか「祭りのあと」のような扱いだったのは否めない。

 海外のさまざまなチームにも関心が寄せられるサッカーのように、とまでは言わないが、海外の強豪国が集い、先端の戦術が繰り広げられ、秀でたプレイヤーが見られる機会なのに、もったいないのではないか。

 開催も含め、日本を優遇するスタンスに偏りすぎていたため、バレーボールの土壌を築く、豊かにする作業が行なわれてこなかったことも、観客動員を含め、赤字へとつながっているのではないか。

 そんなことを感じさせた、大会での数々の熱戦と、赤字問題とのギャップだった。

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