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近づくファジーカス完全復活の日。
脅威の“オンザコート3”はいつ?
text by
吉川哲彦Akihiko Yoshikawa
photograph byB.LEAGUE
posted2018/10/17 07:00
川崎の開幕からの連勝は3でストップしたが、その試合でファジーカスは16得点8リバウンドと活躍した。
“オンザコート3”はいつ実現するか。
ファジーカスはトータル16分33秒出場して9得点12リバウンド。外国籍選手2人のバックアップに回り、“オンザコート3”の時間帯はなかった。
北ヘッドコーチはファジーカスの起用について「プラン通りです。出場時間も出来もイメージしていた通り」と語ったが、ファジーカス本人も、第1クォーターだけで滋賀に19本も許したリバウンドの改善という点では大きな役目を果たしたものの、フィールドゴールは11本中4本しか決まらず、2本のブロックも浴びるなど、まだ万全ではないことを自覚している様子だった。
「個人練習がメインで、チーム練習にあまり参加できていなかったので、みんなとリズムを合わせるのがまだ難しいね。まだ練習試合のような感覚で、いつボールをもらえるか、どこでシュートを打てばいいかがまだつかめていない」
それでも、「千葉戦も、今日の試合も劣勢から逆転することができた。精神的にタフなチームだよ」とチームの地力には確信を抱いており、今後に向けても明るい見通しを示す。
「“オンザコート3”はまだあまり練習していないが、これからケミストリーを作って慣れていけば3人で良いコンビネーションができると思う。3人で出る時は、他のチームに対して我々の強みを出せる」
翌日は滋賀に手痛い黒星を喫し、開幕からの連勝は3止まりだったが、実戦での“オンザコート3”は温存したまま。ファジーカスが本調子を取り戻せば、いよいよそのビッグラインナップがお披露目となるだろう。はたしてそのタイミングがいつになるのか、他チームは戦々恐々としているに違いない。