プロ野球亭日乗BACK NUMBER
焦るな! そして皆で我慢しよう。
大谷翔平の投打の復帰時期を考える。
text by
鷲田康Yasushi Washida
photograph byMasterpress/Getty Images
posted2018/09/29 17:30
大谷の手術は全米でも最高の腕を持つ“スーパードクター”のニール・エラトロッシュ医師が担当する。
ムリして開幕復帰などと、決して焦るな。
会見で大谷は復帰時期についてはあくまで慎重に言葉を選んでいる。
「それ(復帰時期)はリハビリによると思います。4週間おきに確かめながらになってくる。ここで1回リハビリを含めてイチからやりたい。ケガをして、来年リハビリをしながら試合に出るというのは、凄く自分にとっては大きなことになる。また1つ成長できるように頑張りたい」
術後10カ月となれば、打者復帰は来年の8月。それでもシーズンには間に合う。
頑張りすぎてしまう大谷だから、あえて言うが――ムリして開幕復帰などと、決して焦るな。
投手としてマウンドで再び輝く日を楽しみに、我々も来年は我慢の日々を過ごす。その覚悟を固めよう。