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企業名なし日野のラグビー&地域愛。
初めて尽くしのトップリーグ挑戦。

posted2018/08/30 07:00

 
企業名なし日野のラグビー&地域愛。初めて尽くしのトップリーグ挑戦。<Number Web> photograph by Masataka Tara

ひのレッドバルに参加した選手たち。左からニリ・ラトゥ、村田毅、廣川三鶴、リチャード・スケルトン、古川浩太郎、庄司壽之。

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多羅正崇

多羅正崇Masataka Tara

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Masataka Tara

 68年目の初陣だ。8月31日に開幕する日本ラグビー最高峰のトップリーグに、東京・日野市を拠点とする日野レッドドルフィンズが初参戦する。

 1950年創部。長らく社会人2、3部相当で活動してきたが、近年強化が進み、昨シーズンついにNTTドコモとの入替戦に3点差(20-17)で勝利。トップリーグ初昇格を決めた。

 日野にまつわる“初めて”はこれだけではない。これまで母体の「日野自動車」をチーム名に冠してきたが、今年5月に大英断を発表した。

 より地域に愛されるチームを目指すため、チーム名から企業名を外し「日野自動車」から「日野」になったのだ。企業名を使用しないチームの参加は、トップリーグ発足16年目で初めてだ。

日野市になくてはならない存在に。

 1990年代前半まで日野でプレーし、現在はチームマネジメントを担当する安保優さんは、企業名が外れたことに驚きつつ、新時代の到来を歓迎している。

「チームOBとしては『まさかそんなことが起きるとは』という気持ちでした。でも(企業名を外したと)宣言してくれたことで、これからは周囲を巻き込みながら成長していくんだ、というビジョンが伝わりました。こちらも地域の方も動きやすくなったと思います」

 昇格決定まもない、今年2月のことだ。そんな日野の地域密着を推し進めるべく、大胆に先陣を切った男がいた。今年から日野の主将を務めている村田毅。NECから移籍して2年目のフランカー。29歳のプロ選手だ。

「トップリーグ昇格が決まった時点で、地域を巻き込んでやっていきたいなと思っていました。それで今年2月、日野市の青年会議所に電話をしました。そこで『チームを日野市になくてはならない存在にしたい』といった想いを伝えました」

【次ページ】 バーで村田主将らと触れ合える!

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