沸騰! 日本サラブ列島BACK NUMBER
ルメールが1000万下でガッツポーズ。
WASJは騎手にとって重要な大会だ。
text by
島田明宏Akihiro Shimada
photograph byNIKKAN SPORTS
posted2018/08/27 13:00
競馬において、騎手が明確に主役になる日は少ない。それだけにルメールも喜びを爆発させたのかもしれない。
来年はモレイラもJRA代表に?
2位は59点の武。
「微妙な感じですね。期待して4戦目に臨んだのですが、ゴールしたらルメールがガッツポーズをしていたのでダメだと思いました。でも、楽しかったです。ポイント稼ぎは家で慣れていますし(笑)。来年も出たいですね」
3位は40点のデムーロと、JRA選抜が表彰台を独占。団体戦でも265点を獲得し、188点だったWAS選抜を下し、4年連続で勝利を飾った。
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女性としてニュージーランドで3人目のリーディングジョッキーとなったサマンサ・コレット、ホッカイドウ競馬で3度リーディングを獲り予選の「地方競馬ジョッキーズチャンピオンシップ」を勝ち抜いた桑村真明といった注目株が、もうちょっと抽選で騎乗馬に恵まれていれば、また違った盛り上がりが見られただろう。
JRA選抜は、武豊、クリストフ・ルメール、ミルコ・デムーロ、内田博幸、戸崎圭太の5人が、3年連続チームメイトとして戦った。ここに来年、ジョアン・モレイラが加わるかもしれないのだ。この超豪華メンバーがチームメイトとなって、世界の強豪を迎え撃つのかと思うとワクワクする。
表彰式を締めくくるビールかけを見ると、夏競馬もフィナーレが近づいてきたことを実感する。
また来年も、WASJを見るため、札幌に来たいと思う。