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「栄さんの時は逃げなかったのに」
女子レスリング、アジア大会の裏側。 

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布施鋼治

布施鋼治Koji Fuse

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posted2018/08/27 17:00

「栄さんの時は逃げなかったのに」女子レスリング、アジア大会の裏側。<Number Web> photograph by Koji Fuse

昨年の63kg級世界王者オーコン・プレブドルジ(モンゴル)に負けた直後の川井梨紗子。

「栄さんがいた時には逃げなかったのに……」

 結局今回は、大会4日目に男子グレコローマンスタイル60kg級の太田忍(ALSOK)が圧倒的な強さを見せ金メダルを獲得。一矢を報いたが、2カ月後にはハンガリーでの世界選手権が控えている。

 短期間のうちに日本の女子レスリングは立て直しを図ることができるのか……西口氏はすでにやることはわかっていると切り出した。

「栄さんがいた時には逃げなかったのに、なぜ(今回は)逃げたのか。まずはそこからのスタートだと思う」

 2002年、アジア大会で初めて女子レスリングが採用された時には伊調馨(現ALSOK)が敗北。

 2010年の同大会では小原日登美(自衛隊体育学校)が辛酸を嘗めた。

 しかし、ふたりはアジアでの反省を日本に持ち帰り、2年後のオリンピックでの金メダルにつなげた。

 2度あることは3度あるのか。

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