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武豊とデムーロが2度目の優勝狙う!
世界の名手が集うWASJ、その歴史。
text by
平松さとしSatoshi Hiramatsu
photograph bySatoshi Hiramatsu
posted2018/08/24 17:00
武豊も出場した、昨年の「ワールドオールスタージョッキーズ2017」閉会式の様子。
昨年は武豊とダシルヴァが激闘。
実際、レースは見ていても随所に技を感じる事のできるそれが多く、迫力満点だ。
例えば昨年は、最終戦でユーリコ・ダシルヴァが武豊の差し脚をハナだけ振り切り1着。総合優勝を決めた。武豊は総合5位に敗退したが、もしこのハナ差が逆だったら総合優勝も武豊になっていたのである。
ちなみにJRA通算4000勝を目前にしているこの日本の第一人者は、先日イギリスで行われた同様の企画であるシャーガーCに招待されて参戦。
しかし、騎乗馬に恵まれず無得点に終わったどころか、あるレースではレース中に騎乗馬が心臓発作を起こして競走中止。馬場へ転がるアクシデントで左手を打撲。その日の1レースと翌日騎乗予定だった3レース全てをキャンセルするという不運に見舞われた。
今回のWASJは、けがやアクシデントが起こらないのを大前提とした上で、名手の素晴らしい戦いが観られる事を願いたい。