Jをめぐる冒険BACK NUMBER
森保一監督が初めて響かせた怒号。
U-21はベトナム戦敗戦で目覚めるか。
text by
飯尾篤史Atsushi Iio
photograph byAFLO
posted2018/08/21 11:00
試合中、選手に指示する森保一監督。闘争心と冷静さを兼備してほしいからこその怒号だった。
三好が珍しく強い口調で。
試合後、キャプテンを務める三好康児(北海道コンサドーレ札幌)が珍しく強い口調で、まくしたてるように言った。
「僕らはもう子どもじゃない。プロ選手としてやっている。その責任感というか、ピッチの上で結果を残していかなければ先がないっていうことを、それぞれが感じないといけない。
それぞれが大人なので、試合のなかでゲームの流れや、自分たちが何をしないといけなのか感じながらやっていかないといけない。監督も指示をしてくれるけど、プレーするのは僕ら。自分たちがもっと大人にならないといけないと思います」
8月24日に行なわれるラウンド16の相手は、グループステージで韓国を下したマレーシアとなった。決勝トーナメントで腰の引けた戦いは見たくない。
代表のプライドを、東京五輪に向けたサバイバルへの危機感を、そして何より今大会で優勝するんだ、という気迫を見せてほしい。