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昌子源から鳥取の恩師へ届いた返信。
「ポーランド戦、絶対に勝ちます!」

posted2018/06/27 07:30

 
昌子源から鳥取の恩師へ届いた返信。「ポーランド戦、絶対に勝ちます!」<Number Web> photograph by Kazuo Fukuchi/JMPA

吉田麻也とともに日本の最終ラインを束ねている昌子源。レバンドフスキ封じという大きなタスクを担う。

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石倉利英

石倉利英Toshihide Ishikura

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Kazuo Fukuchi/JMPA

 6月19日、日本vs.コロンビア戦のキックオフを約1時間後に控えた20時過ぎ。鳥取県米子市にある米子北高校の第1会議室から、大歓声が上がった。

 この日、サッカー部員や学校関係者に加え、米子市の伊木隆司市長も駆けつけての観戦会が行われた。その試合を前に、同校出身のDF昌子源が、先発メンバーに名を連ねたことが発表されたのだ。

「情報はまったく調べていなかったので、その瞬間まで分かりませんでした。発表されたときは興奮したし、少しホッとしましたね」

 同校サッカー部の城市徳之総監督は、心境をこう振り返る。昌子が在籍した2008年から2010年までは、監督として指導した。教え子のワールドカップ・デビューを「特に後半は、落ち着いてプレーしていましたね。安定していたと思います」と振り返った。

1年のときから物おじしなかった。

 中村真吾監督は、コロンビア戦の数日前から、日本の先発の顔ぶれがどうなりそうなのか、インターネットの記事を読み漁っていた。

「8割くらいは槙野智章選手が先発するだろうと思っていたので、うれしかったですね」

 在籍時はコーチとして、城市監督とともに昌子を指導した。ラダメル・ファルカオなど名だたる攻撃陣に立ちはだかるプレーを見ながら、「いつもよりもポジショニングが細かくて、落ち着いている」と感じた。

 同校の食堂のスタッフとして歴代のサッカー部員を見守っている小川真紀子さんは、自宅で観戦していた。1年のときから大人にも物おじせず、気軽に声を掛けてきた昌子とは卒業後も交流があり、自宅にはサインが飾ってある。

 試合終盤のピンチでは、体を張って相手に立ちはだかった。「プロになっただけでもすごいと思っていたけど、ワールドカップに出るなんて。こんなにすごかったんだ」と感慨に浸った。

【次ページ】 試合終了後40分ほどで「勝ちました!」

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