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西野朗監督の持ってる&モテる伝説。
新卒時代は女性採用担当も経験した。
text by
木本新也Shinya Kimoto
photograph byTakuya Sugiyama
posted2018/05/30 11:30
端整なルックスは60代となった今もなお。西野朗監督はW杯という舞台でどのような采配を見せるのか。
囲み取材でも漂わせた大人の余裕。
ヴァイッド・ハリルホジッチ前監督の電撃解任を受けて、技術委員長から緊急登板した。名古屋グランパスを指揮した'15年シーズン以来、約2年半ぶりの現場復帰となる。しかし「一度、自転車に乗れたら一生、自転車に乗れるでしょ? リフティングも10回できたら、すぐに100回できるでしょ? だから、現場の感覚に対して、少しブランクがあっても、すぐに感覚は思い出せる」と不安はない。
5月30日のW杯壮行試合ガーナ戦に向けた国内合宿は21日にスタートした。初回の練習後の囲み取材で「ピッチの日差しに耐えられるか心配でした」と余裕の発言をした姿に、大人の色気が漂った。
戦術練習ではハリルホジッチ体制下では1度も採用されなかった3バックを試すなど本格的なチーム作りも始まっている。
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W杯グループリーグ初戦のコロンビア戦は6月19日。
準備期間は短いが、持っていて、モテる、63歳の指揮官には勝利の女神を振り向かせてくれそうなオーラがある。