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トルシエが考える日本代表の問題点。
「西野にナショナリズムを託したのか?」
text by
田村修一Shuichi Tamura
photograph byGetty Images
posted2018/05/20 11:30
日本代表新監督就任記者会見での田嶋幸三会長と西野朗監督。お祝いの雰囲気が少なく、西野氏の硬い表情が印象的な会見となった。
「代表チームとは『誇り』を体現するもの」
「サッカーのチームは、単にポゼッションやプロフォンダー(縦への速くて深い攻撃)などの戦術を考えればいいのではない。それだけではチームとはいえない。
代表チームとは『誇り』を体現するものであり、その国の価値を体現するものだ。
本田や香川、岡崎らは20歳の若手ではない。ワールドカップに向けては、彼らは今も主力だ。チームに多くのプラスアルファをもたらす選手たちだと言えるだろう。
西野氏を選んだのは緊急の選択だ。ここで外国人という選択肢はない。あるとすればフィリップ・トルシエだけだ(笑)。たぶん、この時期に代表をスムーズに引き継げるのは私だけだと思うよ」
長年にわたりサッカー日本代表を観察し続けてきたフィリップ・トルシエ氏。この後に続いたインタビューでは、「ではヴァイッドはどこで間違えたのか?」を細かく説明することになった。このコラムの続きは5月22日(火)のNumber Webにて公開予定。お楽しみに!