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大谷翔平に羽生結弦、あのスターも!
世界中に逸材「Shohei Generation」。
text by
ナガオ勝司Katsushi Nagao
photograph byAFLO
posted2018/05/16 17:15
4月の最優秀新人に輝いた大谷翔平。彼を筆頭に、20代前半の輝きは世界中でまばゆさを放っている。
シーガーは攻撃型遊撃手の代表格。
コレアと並ぶ出世頭として、2016年のナ・リーグ最優秀新人コリー・シーガー遊撃手(ドジャース)の名も挙がる。残念ながら右ひじの手術で今季は絶望となったが、メジャー実働2年で48本塁打を記録しており、コレアと並ぶ新世代の「攻撃型遊撃手」の代表格となっている。
今年からダルビッシュ有投手がプレーするカブスには、大谷と同じ1994年の若手が2人いる。アディソン・ラッセル遊撃手は2012年のドラフト1巡目(全体11位)指名でアスレチックスに入団。中島裕之(現オリックス)の同僚として傘下のマイナーAA級でプレーしていた時にカブスにトレードされて急成長。高い身体能力を利して信じられないような好プレーを連発して、ブレグマンと同様、主力選手としてワールドシリーズ優勝(2016年)に貢献している。
アルバート・アルモーラ外野手は、ラッセルより指名順位の高い1巡目(全体6位)でカブスに入団し、マイナー歴5年でメジャーに昇格した。控え選手ながらラッセル同様、高い身体能力で好プレーを連発。今年は中堅の定位置に定着しそうなスター選手候補だ。
「大谷世代」は各球団の未来を担う。
2012年のドラフトからは他にも左腕マックス・フリード投手(ブレーブス)やデイビッド・ダール外野手(ロッキーズ)らが高卒新人としてメジャーに定着しようとしているが、まだ目立った活躍はしていない。
2013年のドラフトからは1巡目(全体5位)指名のクリント・フレイザー外野手やビリー・マッキニー外野手(ともにヤンキース)などのメジャー経験者はいるものの、1994年生まれの高卒新人としてはメジャー定着しておらず、同年の全体4位指名選手コール・スチュワート投手(ツインズ傘下)や左腕トレイ・ボール投手(レッドソックス傘下)など、まだマイナーにいる選手が多い。
彼らはメジャー全体の有望株リストの上位に入る選手たちであり、「Shohei Generation=大谷世代」として各球団の未来を担う存在になっている。