ぼくらのプロレス(再)入門BACK NUMBER
鈴木みのるが30周年記念の相手に
オカダ・カズチカを指名した理由。
posted2018/05/08 17:00
text by
堀江ガンツGantz Horie
photograph by
Essei Hara
6月23日、24日の2日間に渡り、横浜赤レンガ倉庫イベント広場にて行われる鈴木みのるデビュー30周年記念野外フェスティバル『大海賊祭』。
鈴木の30周年記念試合をはじめとしたプロレスの試合の他、親交の深いミュージシャンの中村あゆみやファンキー加藤らのライブステージ。さらに鈴木の所属事務所であるサンミュージックから、メイプル超合金、小島よしおらのお笑いライブ。さまざまなスポーツ等の一流選手たちが揃うワークショップなど、盛りだくさんなプログラムをすべて入場無料で公開する、前代未聞のイベントだ。
ラインナップが次々と発表になるなか、“メインイベント”となるプロレスの試合カードがついに発表された。
「これまで誰もやらなかったこと、そしてこれからも誰にもできないことをやりたい。無料で、しかも野外イベントで『こんなすごい試合が観られるの!?』というスーパーカードを用意する」
鈴木みのるvs.オカダ・カズチカが実現。
鈴木が自信満々に予告していた“スーパーカード”は、初日である23日のメインを飾る30周年記念特別試合、鈴木みのるvs.オカダ・カズチカの一騎打ちだ。
「これは東京ドームでもできるし、世界にも出せるカード」
そう鈴木が胸を張るのもうなずける。オカダ・カズチカといえば、新日本プロレスの最高峰IWGPヘビー級選手権の防衛V12の記録を更新中である、現代プロレスのトップ中のトップ選手。
そして鈴木自身も先月末まで、新日本の看板ベルトのひとつIWGPインターコンチネンタル王座を保持し、さらに最近は大ベテランにして海外での評価、人気もうなぎのぼり。新日本のシリーズオフには、毎回のように海外での試合をこなしている、インターナショナルなトップヒールだ。
このふたりの一騎打ちとなれば、ビッグイベントのメインはもちろん、新日本のアメリカ進出における目玉にも使えるカードとなる。