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この夏モウリーニョが切る選手は?
マンUの補強策に妄想を膨らませる。
posted2018/05/04 11:30
text by
粕谷秀樹Hideki Kasuya
photograph by
Getty Images
【2016-17シーズン】
モルガン・シュネイデルラン→エバートン
バスティアン・シュバインシュタイガー→シカゴ・ファイア
メンフィス・デパイ→リヨン
アドナン・ヤヌザイ→サンダーランド
【2017-18シーズン】
ウェイン・ルーニー→エバートン
ズラタン・イブラヒモビッチ→LAギャラクシー
ヘンリク・ムヒタリアン→アーセナル
過去2シーズン、マンチェスター・ユナイテッドから何人かの主力、有望株が退団していった。チーム構成上、やむを得ず新天地を求めたベテランもいたが、ジョゼ・モウリーニョ監督に失格の烙印を押されたり、ソリが合わなかったり……。
シュバインシュタイガーあたりはもう少し活用できたはずだが、その才能の半分も発揮できないまま、夢と希望の国アメリカに旅立っていった。
モイーズ、ファンハール体制のDFを冷遇。
今シーズン終了後も入れ替えは図られる。粛清の対象となるのがDFだ。マッテオ・ダルミアン、ダレイ・ブリント、ルーク・ショーの3選手が残留する確率は、限りなくゼロに等しい。
デイビッド・モイーズ、もしくはルイ・ファンハール体制下で獲得した選手に、モウリーニョは正当なチャンスを与えなかった。及第点のパフォーマンスだったとしても、厳しすぎる批判を繰り返してきた。構想外を言い渡したも同然だ。
そんな3選手に対し、アントニオ・バレンシアとアシュリー・ヤングの両サイドバックは、真面目な練習態度と高いモチベーションの維持がモウリーニョに評価されている。しかし、ともに今年33歳になる。チャンピオンズリーグも含め、中2~4日のハードスケジュールをこなすには難しい年齢だ。
こうして、ユナイテッドのサイドバックは大刷新のときを迎えた。