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この夏モウリーニョが切る選手は?
マンUの補強策に妄想を膨らませる。 

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粕谷秀樹

粕谷秀樹Hideki Kasuya

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posted2018/05/04 11:30

この夏モウリーニョが切る選手は?マンUの補強策に妄想を膨らませる。<Number Web> photograph by Getty Images

グアルディオラ監督率いるシティに後塵を拝しているばかりではいられない。モウリーニョ監督の補強策やいかに?

優先順位は知名度ではなく壊れないこと。

 ただ、リンデロフとロホには絶対の信頼を置けないため、即戦力となるバイリーのパートナーを確保せざるを得ない。現時点ではバルセロナのサミュエル・ウムティティ、ナポリのカリドゥ・クリバリーなどの名前がメディアを騒がせているが、プレミアリーグ特有のインテンシティに即対応できるのだろうか。

 身体の接触が激しいセンターバックならなおさらだ。人選の優先順位は知名度でなく、壊れないこと、プレミアリーグに馴染んでいること。そういう意味では、レスターのハリー・マグワイアはお奨めだ。頑健で敏捷、フィードの質も悪くない。今シーズンはフル出場。移籍金は1350万ポンド(約20億2500万円)前後と、経済的にもお得である。

 ポール・ポグバ、ネマニャ・マティッチ、アンデル・エレーラ、スコット・マクトミネーと、タイプの異なる選手はいずれも残留する可能性大だ。マイケル・キャリックが引退しても、マルアヌ・フェライニが鈍重でも、中盤センターに大きなダメージはない。

 ただし、ユナイテッドは“走らない”チームだ。

カンテ的な立ち位置のドゥクレ獲得を!

 マティッチが“勤続疲労”で苦しんだ時期の中盤は、足が完全に止まっていた。こうした不安を補うためにもアブドゥライェ・ドゥクレ(ワトフォード)を獲得しなければならない。

 走行距離402.1キロ、スプリントの回数2267と、ともにリーグ2位のデータ(第34節時点/skysports調査)が検出されたハードワーカーが、中盤の一角に必要だ。豊富な運動量はマティッチの負担を軽減し、守備意識が高くないポグバ周辺の危険区域も易々とカバーするだろう。

「ドゥクレって誰!?」は時代遅れの感覚だ。あのエンゴロ・カンテ(現チェルシー)も、レスターにやって来た当時は注目されていなかった。知名度にこだわらず、適材適所の補強を進めなくてはならない。

 アレクシス・サンチェスの加入で出場機会が激減したアントニー・マルシャル、来シーズン限りで契約が切れるフアン・マタの退団は避けられそうにない。

 SNSで常に前向きなメッセージを発信し、穏やかな人柄がサポーター間で絶大に支持されているマタは、イメージ戦略のためにも留めておきたい人材とはいえ、マルシャルとともにモウリーニョ体制発足以前に獲得した選手である。就任前の3シーズンを「失われた時間」と表現した指揮官にとっては不要な人材なのだろう。

【次ページ】 ウイング、ルカクの控えも欲しいが。

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