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松坂大輔、巨人戦に見た投手本能。
復活へのハードルはあくまで勝利。 

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小西斗真

小西斗真Toma Konishi

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photograph byKyodo News

posted2018/04/12 10:30

松坂大輔、巨人戦に見た投手本能。復活へのハードルはあくまで勝利。<Number Web> photograph by Kyodo News

4月5日巨人戦、550日ぶりの1軍登板は5回3失点で敗戦投手。翌日6日には次回登板へ向けて、出場選手登録を抹消された。

球速は落ちたが経験、知識は増えた。

 まだまだ。だけどこれから。

 苦しみを乗り越え、試合で投げられたことで満足してしまうような投手なら、右肩故障以降のイバラの道など歩もうとしなかったはずだ。

 勝ちたい。抑えたい。

 投手なら誰もがもっているであろう本能と欲求だが、松坂はさらに強い。

 体重が93kgになり、球速が142kmとなった今の松坂は、78kgの華奢な体から155kmを投げ込んだ18歳の松坂と本質は変わっていないのだ。球速が落ちた分だけ、経験を積み、知識が増えた。

 次回登板は19日の阪神戦(ナゴヤドーム)、その内容しだいでは中6日の通常ローテーション入りも検討される。

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