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F1ホンダ新体制は正念場の4年目。
「働き方を変えていかないと……」
text by
尾張正博Masahiro Owari
photograph byGetty Images
posted2018/04/08 07:00
今季からテクニカル・ディレクターとして指揮を執る田辺豊治。第2期F1時代にはゲルハルト・ベルガーのエンジニアも務めた。
佐藤琢磨とインディ500を制した男が加入。
長谷川の代わりに今年から現場で責任を負うことになったのは田辺豊治F1テクニカル・ディレクターだ。
ホンダの第3期F1活動時代には、レースエンジニアとして長谷川と机を並べて仕事をした仲であり、その後アメリカでインディカー活動などを行うホンダ・パフォーマンス・ディベロップメントのシニア・マネージャー兼レースチーム・チーフエンジニアに就任。昨年は佐藤琢磨と共にインディアナポリス500マイルレースを制した経験の持ち主だ。
スタッフの入れ替えには、新たな職場や仕事に馴染む苦労がつきものだが、新しい空気を投入することで長年気がつかなかった問題点が見えてくるというメリットもある。
復帰4年目の今年、新体制で船出したホンダに期待したい。