フィギュアスケート、氷上の華BACK NUMBER
ザギトワ金、メドベデワ銀の歴史的激戦。
宮原4位、坂本6位も大健闘と称えたい!
text by
田村明子Akiko Tamura
photograph byAsami Enomoto/JMPA
posted2018/02/24 11:50
世界最高得点での金メダル、上位選手のほとんどがノーミスと、史上最高レベルの激戦になった女子フィギュア。
強豪たちを相手に6位と健闘した坂本花織。
SP5位と快調なスタートをきった坂本は、『アメリ』のフリーで勢いのある3フリップ+3トウループから演技を開始。
彼女の最大の長所である飛距離のあるジャンプ、そしてリンクを大きく使ったスピードのある滑りが、見ていて爽快感がある。後半の3ループがステップアウトになった以外、大きなミスなく滑り切った。
「いつもの5倍ぐらい緊張しました」というが、それであのくらい体が動いていたというのは、大したものである。
「最終(グループ)に入れると思ってなくて、コストナーさんの次だったので、やばいなーと思ってやったのですが、自分と闘うことだけに集中してやろうと思ってやりました」
総合209.71で6位の成績。
宮原も坂本も、SP、フリーを通して褒める言葉しか思い浮かばない。
初出場の2人なのに、日本代表として世界に誇ることができる、素晴らしい演技を見せてくれた。