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新星・高校生ペアが牽引した
女子トランポリンの大躍進。
text by
矢内由美子Yumiko Yanai
photograph byKyodo News
posted2017/11/19 08:00
高木裕美、森ひかる、岸彩乃の3人で臨んだ団体は惜しくも4位。個人、団体とも東京五輪に向け期待が高まる。
夢を追いかけるため親元を離れ、競技に打ち込む日々。
茨城県守谷市で育った高木は高1から、そして東京生まれの森は高1の途中から、トランポリンの盛んな金沢に移った。
2人とも「世界を目指すならここしかない」という思いで、夢を追いかけるために親元を離れ、競技に打ち込んでいる。
2人の快挙に刺激を受け、シンクロの翌日に行なわれた女子個人決勝では、2人のあこがれであり、普段の練習から良き手本になっている岸が、初の銀メダルを手にした。'16年リオデジャネイロ五輪出場を逃し、一度は現役を退くことも考えたという岸は「予想外のメダル。うれしい」と涙をこぼした。
3人とも目標は東京五輪のメダルだ。
ミスの少ない確実な演技が持ち味の森、コツコツと努力できる高木、そして経験豊富な岸。金沢から世界に飛び出した彼女たちに注目したい。