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5カ月ぶりの公式戦復帰へ。王者・内村が乗り越えた恐怖心。~2018年のテーマは「リベンジ」~
text by
矢内由美子Yumiko Yanai
photograph byAFLO
posted2018/03/12 06:00
2月の男子体操強化合宿のメディア公開練習ではつり輪などを練習。「痛みは多少あるが、気にならない」と語った。
左足首を負傷していた体操の内村航平(リンガーハット)が、久々に実戦へと復帰する。昨年10月の体操世界選手権以来、5カ月ぶりの公式戦となる種目別W杯カタール大会(3月21~24日・ドーハ)に向けて、順調にトレーニング中だ。
「『やっぱり内村航平は強い』と思ってもらえる姿をもう一度見せたい」
意気込みは大きい。先の世界選手権では、男子個人総合予選の跳馬で大技の「リ・シャオペン」に挑んだ際に、着地で左足を負傷。残りの競技をすべて棄権した。
「世界の舞台でケガをして途中で棄権したのは初めてだった。すごいショックで、体操をする場所を奪われた感があった」