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これがハリルの考える“現ベスト”だ。
3人選外でも、長谷部誠は外せない。

posted2017/11/01 11:30

 
これがハリルの考える“現ベスト”だ。3人選外でも、長谷部誠は外せない。<Number Web> photograph by AFLO

ハードワークできるタイプをさらに求めた感のあるハリルホジッチ監督。今回の欧州遠征もまた、日本代表の転換点となり得る。

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二宮寿朗

二宮寿朗Toshio Ninomiya

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NumberWeb担当デスク(以下、デスク)「本田、岡崎、香川……」

二宮「はい、ちょっとびっくりですね。この3人がそろって代表に呼ばれなかったことは記憶にないですから」

デスク「親善試合ブラジル戦(10日、フランス・リール)、ベルギー戦(14日、ベルギー・ブリュージュ)のメンバー発表はその意味で衝撃的だったよ。前回“欧州遠征はベストメンバー”って二宮さんは言っていたけど、そう解釈していいのかな?」

二宮「その時点でベストと思った選手を呼ぶという、ハリルホジッチ監督の招集方針に沿ったものだとは思います。まあ、ツッコミどころはありますけど。ただ、香川のところにベルギーで評価を上げている森岡を呼んでいて、ベストメンバーと言うよりは前線、中盤はまだまだテスト的な意味合いを残しています。本田、岡崎、香川の3人は現時点で、選外という評価。一方で彼らの実力を分かっていて、ほかの選手を今は見たいという側面もあるとは思います。ここで森岡が結果を残せば、香川よりも序列は上になる。現時点で本田の序列は、ハリルホジッチ監督にとって久保、浅野に続く3番手に変わりない。岡崎のところは興梠、杉本を試したいということですかね」

大迫に近い“収められる”タイプの興梠招集。

デスク「本田はパチューカでゴールを挙げているけど、メキシコから呼ぶよりはと欧州組というところもあるのかな。でも岡崎はレスターでゴールを取っていて、欧州内の遠征で日本から来る杉本、興梠にポジションを奪われるというのは意外」

二宮「トップの中央は真ん中でボールを収められる大迫に近いタイプを求めているんだなとは思います。興梠のポストプレーには定評がありますし、ハリルホジッチ監督が要求するペナルティーエリア付近でファウルを取る“うまさ”など体の使い方がうまい。浦和では終盤の守備も効いています」

【次ページ】 あえてツッコミどころを探すとすれば……。

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