土俵の神様が僕のほうの味方をしてくださった。

――9回目の優勝で、2ケタ、10回も見えて来ましたが。

「目標のひとつでもある2ケタの優勝をしたいなとの気持ちから、これからも稽古に精進しながら、目標に向けて頑張ります」

――代表質問は以上ですが、あとは各社の質問をお願いします。

「……（質問は）ないですか？　はい、ありがとうございました！（一同笑い）」

――千秋楽の2番、横綱の強さをみんなが感じたと思うんですが、どんな気持ちで臨んだのでしょう？

「気合い入れて、それだけですね」

――横綱と大関の違いが出たと言われてもいますが、日馬富士関としては？

「お互い、横綱・大関で本当にいい相撲を、力を出し切ろうと思ったと思います。勝負は何があるかわからないからね。……今回は土俵の神様が僕のほうの味方をしてくださったということ。その前の（豪栄道の初）優勝する時は僕が負けてますからね。（今までも）何回も」

――この優勝で学んだのはどういうことですか？

「諦めないことですね」

――3人の横綱が休んで、肘、足首、膝も痛くて（「膝痛い、今」と苦笑いしながら割って入る日馬富士）出場を続けることに迷いがあったことはなかったですか？

「まあ、とりあえず痛いなって感じでね、こういう感じで優勝してるわけだからね、どうのこうの言ってもね……。いい結果に繋がってるわけだから」

――休場した横綱3人に対して「帰って来て欲しい」とか、何か思いは？

「うーん、僕から何も語ることはないです」

――決定戦で大関を寄り切った時に、横綱がポンポンと大関の背中を叩くようなしぐさをしましたが、どんな思いがあったんですか？

「ま、それは肌で感じるものだから」

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