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リオ五輪の銀メダルよりもっと上に!
吉村真晴、卓球武者修行でロシアへ。
text by
武田鼎(Rallys編集部)Kanae Takeda
photograph byKei Ito
posted2017/08/29 11:00
6月の世界選手権では、石川佳純との混合ダブルスで、1969年ミュンヘン大会(長谷川信彦・今野安子組)以来となる歴史的な優勝も果たしている吉村。
メダルを獲って、君が代を聞いて、美味しいお酒を……。
「一試合の成果で自分の報酬が決まる。こんなにわかりやすい勝負の場はない。どこまでやれるかわからないけど、2020年を見据えていることだけは確実です」
もはやテレビ番組で見かけるようなチャーミングな吉村の面影は一切ない。
「まぁでもメダルを獲って、君が代を聞いて、みんなで美味しいお酒を飲めればそれが最高っすよね」
少し熱っぽく、でも懐かしそうに語る。おそらく表彰台に立ったことのあるものにしかわからない思いがあるのだろう。
2020年まで残り3年。
吉村は今回のロシア挑戦をきっかけにさらなる強さを手にできるのか否か……本人が一番ワクワクしていることだろう。