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あのブレイディ来日でも騒がれない。
日本でのアメフト認知に必要なこと。 

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別府響(文藝春秋)

別府響(文藝春秋)Hibiki Beppu

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posted2017/08/14 08:00

あのブレイディ来日でも騒がれない。日本でのアメフト認知に必要なこと。<Number Web> photograph by AFLO

NFL史に残るQB、トム・ブレイディ。彼が来日したというスポーツニュースは、もっと大きな価値を持ってよかった。

「重要なのは“覚悟”と“献身”という部分」

 昨年9月にはUCLAに所属する庄島辰尭(しょうじま・たつあき)が、日本人として初めてNCAA1部の公式戦でプレーした。他にも、アメリカの大学からNFLへ挑戦する日本人も増えてきている。少しずつ、重い扉は開こうとしているのだ。

 日本人フットボール選手に能力も、環境も備わった時、最後に必要なものはなんなのか。それは、ブレイディの言葉が雄弁に物語っているような気がする。

「日本人選手も能力、スキルとしては十分にあると思いますし、ぜひ近い将来、NFLでも活躍してほしいですね。ただ、競技としてNFLのフットボールが非常にレベルが高いのは事実です。だからこそ近道は存在しない。重要なのは“覚悟”と“献身”という部分。それがいかにできるかだと思います」

「アメリカ1強」という特異な競技を、大舞台で戦い抜く“覚悟”ができた時――。

 その時こそ、日本人初のNFLプレーヤーが誕生するのかもしれない。

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#トム・ブレイディ

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