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U-20W杯優勝、イングランドに新星。
ドログバ2世はリバプールで輝くか。
text by
山中忍Shinobu Yamanaka
photograph byGeety Images
posted2017/06/18 08:00
若手がなかなか育たないと言われ続けたイングランドだが、U-20W杯制覇によってその風向きは変わってきそうだ。
'22年W杯、20代半ばとなったソランケが中心となるか。
過去のトップチーム定着失敗には不運もあった。フィテッセではシーズン途中に監督が交代するなど、チーム全体が機能不全に陥っていた。そしてレンタルから戻ったチェルシーでは、新契約交渉が難航したことで干されたとも考えられる。
その一方で、新天地に選んだリバプールでは失敗を環境のせいにすることは難しいだろう。アピールのチャンス増加が望める状況下で、直向きに挑戦するしかない。5年後には20代半ばに差し掛かるソランケが、リバプールで歩みを着実に進めることができれば、'22年W杯優勝の大目標を掲げるイングランドも、課題の1つであるFW層の改善に一歩近づけるはずだ。