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ケビン・デュラント4週間の離脱!!
プレイオフ前に西地区大波乱か? 

text by

長澤壮太郎

長澤壮太郎Sotaro Nagasawa

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photograph byJesse D. Garrabrant/NBAE via Getty Images

posted2017/03/06 17:00

ケビン・デュラント4週間の離脱!!プレイオフ前に西地区大波乱か?<Number Web> photograph by Jesse D. Garrabrant/NBAE via Getty Images

KDの豪快なプレーがしばらく見られないのは淋しい。ウォリアーズの黄金時代は、またも遠のくのか……。

KD加入で、多くの夢を描いていたウォリアーズ。

――西地区の強豪に勝ち抜き優勝。
――東地区を勝ち抜くであろうレブロン擁するキャバリアーズとの史上初、3年連続のファイナル決戦。
――昨年3勝1敗から逆転優勝をされた雪辱を果たして優勝。
――若い主力メンバーと連覇を果たし黄金期創成。

 KDの加入で、ほぼ約束されたも同然と言われていたこれらの栄光のシナリオが全て、一瞬で見通しの悪い景色に変わった。

 一寸先は闇とよくいうが、NBAの世界では不慮の事故1つが、チャンピオンと敗者を分けてしまう。

最悪のケースは免れたが……。

 怪我から一晩空けた翌日。痛めた膝の検査結果が発表された。

 左脚膝の側副靭帯損傷と脛骨挫傷で無期限の離脱。4週間後に再検査を受け、その結果で復帰の判断がされる。

 長い離脱ではあるが、今季絶望との診断もあり得た状況で、最悪のケースは免れた、周囲はそんな反応だった。

 うまく回復すればシーズン終盤には戻れるだろう、という状況だ。

 しかし、話はそんなに単純ではない。

 前季のウォリアーズは前代未聞の73勝を挙げたにもかかわらず、ファイナルでまさかの逆転優勝を許し、王者になれなかった。

 その経験から、オフにKDという大物を獲得した。しかしその弊害として脇を固める選手を多く放出し、ゴール下とベンチメンバーの層が薄いのが実情だ。

【次ページ】 実は、ディフェンスでも大活躍していたKD。

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