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ケビン・デュラント4週間の離脱!!
プレイオフ前に西地区大波乱か?
text by
長澤壮太郎Sotaro Nagasawa
photograph byJesse D. Garrabrant/NBAE via Getty Images
posted2017/03/06 17:00
KDの豪快なプレーがしばらく見られないのは淋しい。ウォリアーズの黄金時代は、またも遠のくのか……。
実は、ディフェンスでも大活躍していたKD。
スタメンであるカリー、トンプソン、KDとグリーンのインパクトで弱点を補ってきた今シーズン。
KDは得点はもちろんだが、ショットブロック数もチーム最多の97本とグリーンと共にディフェンスのキーにもなっていた。地元記者の間では、ハーデン、ウエストブルックの陰に隠れた密かなMVPとも言われていた。
シーズンも終盤で主力選手をプレイオフに備えて調整するのが理想的な時期に、ウォリアーズはカリー、トンプソン、グリーンの出場時間や役割をより一層増やさなくてはいけなくなった。
プレイオフに向けプラスオンの意味で獲得したカルデロンを即放出し、マット・バーンズと急遽契約したチームの早い動きを見ても、KDの抜けた穴が大きく、気長に様子見をしている場合ではないと感じているのが伝わる。
「彼が抜けたら、明らかに変えなきゃいけない」
大黒柱のカリーも、今の状況を、
「新チームになってからほぼ毎試合KDとプレイをしてきたから、彼が抜けたら、明らかに変えなきゃいけないことはある。でも、ベテランも多いし全員でやり抜くしかない」
と述べた。
このコメントから、いかにウォリアーズが主力とKDのプレイタイムを多く設定してチームを作りあげてきたかが見えてくる。