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今季F1は仕様変更が多く大荒れに!?
合同テストでの注目ポイントは……。
text by
尾張正博Masahiro Owari
photograph byGetty Images
posted2017/03/05 08:00
バルセロナでの合同テストで、マクラーレンの新マシンMCL32を駆るバンドールン。今年復活したマシン後方の「シャークフィン」が印象的だ。
マクラーレンのマシン名から「MP」が消えた!
そのマクラーレンでは、セナとともに黄金時代を築いたロン・デニスがマクラーレン・グループの会長兼CEOを解任され、チームを去った。
2017年のマシン名も、デニス時代に愛用されてきた「MP4」の3文字が消え、「MCL32」と改名。カラーリングもオレンジを中心にしたデザインを纏い、新しいスタートを切った。
変わったのは、外観だけではない。
マクラーレンMCL32に搭載されたホンダのパワーユニット「RA617H」も一新された。
ホンダの長谷川祐介総責任者によれば、「RA617Hは軽量化されただけでなく、重心も低くなり、さらに燃焼効率も向上している」という。
これら10チームが集って開始されるスペイン・バルセロナでの合同テスト。今年のF1は開幕前から、ヒートアップしている。