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キタサンブラックが年度代表馬に!
ディープ以来の「客を呼べる馬」。
text by
島田明宏Akihiro Shimada
photograph byYuji Takahashi
posted2017/01/13 08:00
キタサンブラックは、名前の通り濃い目の鹿毛が印象的だ。今年はロンシャンで『まつり』を聞くことができるか。
大阪杯で始動し、秋は凱旋門賞を視野に。
デビュー以来、夏場の休養以外はコンスタントに出走している。馬自身のタフさもさることながら、清水久詞調教師をはじめとするスタッフの努力の賜物だろう。
JRA賞の授賞式は30日に都内のホテルで行われる。北島オーナーと武の晴れやかなツーショットが見られるというだけでも話題になりそうだ。
キタサンブラックは、昨年同様、今年からGIに昇格する大阪杯(4月2日)から始動し、その後は天皇賞・春(4月30日)、宝塚記念(6月25日)を目指す。秋は凱旋門賞(10月1日)を視野に入れている。
なお、モーリスは競走馬部門の特別賞、サトノダイヤモンドは最優秀3歳牡馬を受賞した。また、平地・障害各200勝以上を含むJRA通算1000勝を達成した熊沢重文にも騎手部門の特別賞が贈られる。
個人的には、フレッシュな話題をふりまき、騎乗停止もなく、年間を通じて頑張った藤田菜七子にも特別賞をあげてほしかった。「Number」が何らかの賞を贈ってくれないだろうか。