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石井琢朗が認める「背番号5」の後継。
DeNA倉本寿彦、2年目での3割死守を。 

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日比野恭三

日比野恭三Kyozo Hibino

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photograph byNaoya Sanuki

posted2016/09/09 07:00

石井琢朗が認める「背番号5」の後継。DeNA倉本寿彦、2年目での3割死守を。<Number Web> photograph by Naoya Sanuki

堅実な守備に加え、打撃もしぶとさを増した倉本。名曲で知られる石井琢朗の応援歌を継承できるか。

ファンはチームの勝利への貢献度を見ている。

 球団初のCSが日に日に近づく状況が、倉本の意識を「個」よりも「チーム」に向けさせている。試合に最後まで出続けて、チームの勝利に貢献すること。それが第一だと考えるからこそ、周囲が気にかける3割というライン以上に大切にすべきものが倉本には見えている。

「クリーンアップの打つべき人が打っているので、(7番の倉本に)チャンスで回ってくることも多くなっている。そういう時ほど打ちたいなと思うしプレッシャーも大きくなりますけど、どんな形であっても点が入ればいいというぐらいの感覚で打席に立つようにしています。チームのプラスになることを考えれば、そういうところで打点を稼ぎたいなと思います」

 倉本に石井琢朗の応援歌を使うかどうかを決めるのは、ファンだ。個人成績、打率3割もたしかに重要だが、ファンはきっと「チームの勝利のためにどれだけ貢献したか」を何よりも見ているに違いない。

 だからこそ、攻守で勝利に貢献して12球団最後のCS進出を掴むことが、憧れの応援歌への大事なステップになる。

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