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原口元気は、ここから更に速くなる。
2年間で作り上げた「壊れない体」。

posted2016/09/05 17:45

 
原口元気は、ここから更に速くなる。2年間で作り上げた「壊れない体」。<Number Web> photograph by Takuya Sugiyama

代表では、フィジカルと運動量を買われて中盤の底で起用されることが多い原口元気。その位置からでも、引いた相手にドリブルは効果を発揮するはずだ。

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ミムラユウスケ

ミムラユウスケYusuke Mimura

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Takuya Sugiyama

 1-2で敗れたUAE戦の翌日、試合に出なかった選手たちは炎天下のなかで練習を行っていた。

 前日の試合でスタメンではなかった選手、怪我のために別メニューとなった柏木陽介をのぞく、フィールドプレーヤーは10人。5対5の練習となった。4バックと1人のボランチがいる守備のチームと、2トップに左右のMFと、トップ下とボランチの中間のようなポジションに原口元気のいる攻撃のチームとに分かれていた。

 2トップに入った選手たちがペナルティエリアでは1タッチまでと限定されていたこともあり、必然的に原口は前後左右に走り回ることになった。得意ではないパスでサイドのMFを走らせる場面もあった。

 メニューが終わると、走り回っていた原口がピッチに倒れ込む。すべてを出し切った感じだった。2トップの一角にいた武藤嘉紀が原口の肩をねぎらうように、ポンポンと叩く。

「きつかった(笑)」

 そうもらした原口は、練習での狙いを冷静に振り返った。

「もちろん、ああいう位置での起用を今は考えられているので、毎日が練習だと思う。普段所属チームでやっていない分、こういうところで色々と吸収しないといけない、1日、1日無駄に出来ないな、と思ってやっていました。あそこで出たら怖がらずにやりたいし。たとえ奪われたとしても、自分は追いかけていったら取り返せると思うので。とにかく、思い切りやりたいなと」

ヘルタでの開幕戦で絶賛された原口の運動量。

 代表戦の直前に行われたヘルタ・ベルリンでの開幕戦は、ドイツでは異例となる33℃の酷暑のなかで90分を走り切り、キッカー誌にはマンオブザマッチに選ばれた。そして、ダルダイ監督からも賞賛されていた。

「原口とルステンベルガーの2人は、今週の練習でベストの選手だった。そして原口は今日の試合でもベストな選手だったし、気持ちのこもったプレーを見せていた」

【次ページ】 スピードを上げるために、止まれる体を作った2年間。

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