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今オフ、本田圭佑はなぜ出ずっぱり?
「伝えたいことが増えてきている」 

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西川結城

西川結城Yuki Nishikawa

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posted2016/08/05 15:30

今オフ、本田圭佑はなぜ出ずっぱり?「伝えたいことが増えてきている」<Number Web> photograph by AFLO

次シーズンの準備をしながら、あらゆることを同時進行で進める本田圭佑のバイタリティはどこから生まれるのだろうか。

自分の広告の営業は絶対しないが、ホルンは別。

 そして、ホルンの経営である。

 本田はこのオフ、多忙の合間を縫って、スポンサー開拓のために企業を回った。取材が立て続けに入っていても、空いている時間を使ってはビジネスミーティングや新規スポンサー獲得に行脚した。

 神田氏がこう振り返る。

「当然、普段から私を中心にスポンサー営業は続けていますが、本田本人が日本にいる時は一緒に行動できることに越したことはありません。本人のコネクションも紹介してもらいながら、2人で常に行動していました。本田は自分の広告のための営業は自ら絶対にしないですが、ホルンのスポンサーのためならもちろん一緒に行動します。今治FCの岡田武史オーナーのようなイメージですね。

 今回はホルンGKの胸スポンサー(オーストリアのリーグでは選手11人のうち、1人だけ違うスポンサーのユニフォームを着用することが可能)も昨季よりも高額で新規契約することができました。さらに普段からクラブを支えて頂いている既存スポンサーとも、これまでよりもさらに好条件の額で契約更新をすることができました。

 当然、我々が設定している目標金額はさらに高い。達成度はまだまだですけど、悪くないスタートを切ったと思います」

スタジアムの看板も含めて、全てを整理する。

 今季、オーストリア3部から2部に昇格したホルン。年間経費も昨季より約2倍に膨らむという。2部の規約に合わせるために、開幕前にはスタジアムの拡張工事も行った。さらに今後は選手が使用するクラブハウスなどへの設備投資も予定している。選手年俸も、額は確実に右肩上がりの線を描いている。

 ただ、クラブ規模で言えば欧州のトップグループではないオーストリアの、しかも2部である。1部昇格を果たさないかぎり、スポンサー料が劇的に増加することはないと見込んでいる。

「現地のスポンサーとは、早い段階で今季の大枠条件は決めておきました。スタジアムに並んでいた看板も、実は数年前にすでに契約が切れていたところがまだ残っていたりしていたんです。そのあたりをすべて一度見直して、整理した上で日本でもセールスしました」(神田氏)

【次ページ】 放映権をドイツの会社から買い取り、ネット放送も。

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