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リオのピッチに立つ11人を完全予想!
遠藤航を中盤に固定すると……。
posted2016/05/31 10:30
text by
戸塚啓Kei Totsuka
photograph by
AFLO
あなたなら、どうする?
あなたがU-23日本代表の監督だったら、どんな18人を選ぶ?
5月下旬に行なわれたトゥーロン国際大会は、収穫を見つけるのが難しい大会だった。数少ないプラス材料をあげれば、選手の見極めが進んだことだろう。
国際舞台に対抗できる選手とそうでない選手が、今回の4試合である程度はっきりした。本来なら現時点でのベストメンバーで南仏へ乗り込み、そうした振り分けをしたかったところではあるが……。
大会を終えた手倉森誠監督は、「メンバーの絞り込みを加速させていかないと追いつかない」と話し、オーバーエイジ(OA)については「自分のなかでは定まった。もう、口説きにかかれるな、というところまできましたね」と続けた。
どのポジションにOAを当てはめるのかについては、トゥーロン国際との比較で「変化は若干起こった。でも、想定内の変化の起こり方」と説明し、「まあ、定まった」ともう一度繰り返した。
「鉄板」だったCBに起こった悲劇。
手倉森監督が言う「変化」は、センターバックだろう。1月のリオ五輪アジア最終予選を乗り切り、指揮官をして「鉄板」と話していた3人のうち2人──奈良竜樹(川崎F)がJ1リーグで全治4カ月の重傷を負い、岩波拓也(神戸)がトゥーロン国際で左ひざを負傷してしまったからだ。
遠藤航(浦和)を最終ラインへ下げる選択肢もあるが、このキャプテンは中盤の守備力を高めるだけでなく、攻撃のスイッチを入れる役割も担っている。CBとして最初から計算するのは、チーム全体のバランスに影響する。