10月のアジア最終予選に向けて貴重な経験を。

　町田、垣田、和田、大南らの共通項はJ3のチームがなく、トップの試合にもあまり絡めていない選手だということだ。彼らが今大会どういうパフォーマンスを見せてくれるか。この代表の軸になれる才能ある選手たちだけに、彼らのプレーが内山監督の懸念を打ち消してくれることを期待したい。

　そして、小川の負傷により追加招集されたFW中村駿太には、是非注目してもらいたい。

　彼は現在高校2年生だが、キレのあるドリブルとシュートセンスで、高円宮杯プレミアリーグイーストで得点ランキング1位を走っている。まさに“ゲームコンディションが高い”選手で、彼の追加招集には内山監督の意向が色濃く出ているのが分かる。チームメイトはすべて年上の選手になるが、臆することなく彼の良さを出してほしい。それがチームの活性化にも繋がるはずだ。

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「同等、格上の相手とやっていく中で、拮抗したゲームをいかに経験できるか。ギリギリの戦いを経験していかないといけない。本大会に行けば、さらにそこにいろんなプレッシャーがかかってくるので、その中で何ができるか。そこが一番大事」（内山監督）

　果たしてU-19日本代表は、水原JS杯で内山監督が望む拮抗した試合を展開し、勝利を掴み取ることができるのか――。

　10月のアジア最終予選に向けて、貴重な国際経験の場にすべく、若き日本代表は全力でフランス、ブラジル、韓国に挑む。