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原口元気が考えるW杯とCLの関係性。
「オレも20歳ちょっとのときは……」
text by
ミムラユウスケYusuke Mimura
photograph byAFLO
posted2016/05/07 10:00
原口元気のフィジカルコンタクトの思い切りの良さは際立っている。体格で上回る相手にも、決して引かずに真っ向勝負なのだ。
「オレも20歳ちょっとのときは……」
レバークーゼンとの試合のあとにバイザーが涙を流したことについて問われると、原口はこんな風に話した。
「やっぱり、ああいう気持ちでやりたいですね。オレも20歳ちょっとのときはああいう感じだったから。あいつの顔を見て、もう1回その気持ちでやってもいいのかなというのは思いましたから。オレも、熱いものを出せれば……」
ヘルタがCLプレーオフ出場権を手にできるかどうかは、ボルシアMGの結果にも左右される。決して簡単なものではない。それでも原口をはじめ選手たちは、ライバルが取りこぼしたときに最高の笑顔を浮かべるために、今やれることに全力で取り組んでいるのだ。