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東京を走らないなんてもったいない。
東京がランに向いている10の理由。
text by
NumberDo編集部Number Do
photograph byTakashi Shimizu
posted2016/04/04 15:00
皇居はもちろんのこと、隅田川、レインボーブリッジに築地と、東京はランスポットに事欠かない都市なのだ。
他国にはない充実のランステ。
3.走れるフィールドがたくさん
東京にあるのはビルだけというわけではありません。電車に乗って高尾山、奥多摩へと足を伸ばせば気軽にトレランが楽しめます。お台場で海風に吹かれて夜のレインボーブリッジを走るのもいいし、荒川、多摩川、隅田川と様々な個性を持つ川を走って、東京が水の都であることを実感するもよし。今号では女優の門脇麦さん、漫談家の綾小路きみまろさん、トレイルランナーの鏑木毅さんなど34人のランナーがお気に入りのランニングアドレスを教えてくれました。きみまろさんはどこを走っていると思いますか?
4.ランステ、銭湯など施設が充実
雑誌『ランナーズ・ワールド』を創刊したボブ・アンダーソンさんが昨年、久々に来日したので話を聞きました。アンダーソンさんが31年ぶりに日本を走って一番驚いたのがランステ。「私はこれまで世界中のいろいろな街を走ってきましたが、こんな施設は他国では見たことがありません。ランニングステーションがアメリカにもあったらどんなに良いか!」と興奮して語ってくれました。また、東京には日本一と言っていいほどの数の銭湯があり、ランナー歓迎の銭湯も多いです。荷物を預けられて、走った後に汗を流してさっぱりできる場所があるのはやっぱり素晴らしい!
「東京はすごい。ひとりで女性が走ってる」
長くなってきたのでやや駆け足で。
5.夜でも、女性でも安心
街には途切れず街灯があり、コースを選べば夜でも安心して走れます。高橋尚子さんはエルサルバドルで知り合った卓球の選手たちが来日した際、「東京はすごい。ひとりで女性が走ってる。こんなのは私たちの国では考えられない。私たちの国もこんなふうにしたいな」と言っていたというエピソードを教えてくれました。
6.物語のある場所を走ることができる
今、自分はあの場所を走っている、という感動を味わえます。映画のあのシーン、大好きな曲で歌われたあの場所。ちょっと前なら『贈る言葉』を口ずさみながら荒川を走ったり、今の季節ならやっぱり田園調布の桜坂!