岩渕健輔の名言
自分の頭の中では、ケンブリッジの2年間で、もう日本でプレーするという考えはなくなりました。
岩渕健輔(ラグビー)
2016/03/19
「ケンブリッジに行きたいと思ったのは、高校の終わりから大学のはじめにかけての頃です。イギリスはラグビーと勉強の両方ができるところですし、それにヨーロッパにいたほうが、いろんな物の考え方を学べますから。本当の意味で、勉強がしたいと思っていたんです」という岩渕は、青山学院大学卒業後の1998年にケンブリッジ大学に入学し、政治哲学を学んだ。ケンブリッジを卒業した岩渕は、日本に帰国することなく、イングランドのトップリーグ「プレミアシップ1部」所属のサラセンズとプロ契約を結んだ。子供の頃からイングランドのラグビーに憧れていたというが、「世界で勝負したいという、もともと持っていた気持ちが、完全に固まった感じがします」と心境を明かした。現役引退後の2012年、ラグビー日本代表のGMに就任。エディー・ジョーンズ監督とともに最強チームを作りあげることに成功している。
Number503号(2000/08/10)