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最後のオールスターを見逃すな!
コービーがレブロンに伝えたいこと。
text by
長澤壮太郎Sotaro Nagasawa
photograph byGetty Images
posted2016/02/10 11:00
2013年のオールスターでのコービーとレブロン。コービーのラストシーズンで、“キング”の「三度目の正直」は実現するか?
まだコービーを超えられていない“キング”。
迎えた翌年の2013年のオールスター。終盤残り3分でまたもやコービーはレブロンを選んでディフェンスをしました。
前回の反省があったレブロンは勝負に出る。しかし結果は2度のブロックとスチールでコービーに軍配が上がり、ベテランの健在ぶりをアピールすることになりました。
結果を恐れず挑みましたが、全盛期のレブロンとして「コービーを超えた」とは言い難いマッチアップでした。
コービーは引退を発表してからのインタビューで、「周りがあなたを振り返った時、どのような記憶でありたいですか?」との質問に、「1秒も、1日たりとも無駄に過ごさなかった選手と言われたい」と答えています。彼は20年間、早朝から夜中まで、毎日どんな時でも努力してきたという自負があるのです。
彼にとってオールスターは、適当に遊ぶお祭りではなく、夢の対戦を最高のレベルで披露する大舞台だったのです。
いよいよ迎える2016トロント・オールスター。
ジョーダンから受け継いだ競争心。コービーがこのタイミングで出した、「最後だからといって、相手の選手には手を抜いて欲しくない」という発言の真意。
生きるレジェンドは次世代のスターに何を伝えるのか。
歴史的な場面を見届けましょう。