フィギュアスケート、氷上の華BACK NUMBER
超人的強さの羽生が再び魅せる!
今季の全日本は歴史的大会へ――。
text by
田村明子Akiko Tamura
photograph byAsami Enomoto
posted2015/12/24 15:00
GPファイナル3連覇、フィギュア史上最高得点と異次元の強さを発揮し続けている羽生。
才能あるジュニアたち。
その一方で、現在の日本には才能あるジュニアたちがひしめいている。
全日本ジュニアの女子は、驚くばかりのレベルの高さだった。この大会でのトップ6選手が全日本シニアに進出する。
ジュニアの戦いを勝ち抜いた14歳の樋口新葉は、昨年の全日本シニアで3位だった。ジュニアGP大会で見せた3ルッツ+3ループのコンビネーションを成功させ、ノーミスの演技を滑りきることができれば、今年も表彰台に上がって来る可能性は大である。
またジュニアGPファイナルでは特にSPが素晴らしく、3位入賞した本田真凜。技術と表現力の両方をバランスよく兼ね備えた彼女は、見るたびに成長しているこれからが楽しみな選手だ。同じくジュニアGPファイナルに進出した白岩優奈、将来が期待される青木祐奈、スケートカナダで3位入賞した永井優香など若手勢には、この大舞台を貴重な経験の場として精一杯の演技を見せて欲しい。