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4回転は何本必要なのか? 男子フィギュアの新時代。~本数か、完成度か。過酷な競争が始まる。~ 

text by

野口美惠

野口美惠Yoshie Noguchi

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photograph byAsami Enomoto

posted2015/12/25 06:00

4回転は何本必要なのか? 男子フィギュアの新時代。~本数か、完成度か。過酷な競争が始まる。~<Number Web> photograph by Asami Enomoto

羽生は平昌五輪へ向け、4回転ループに加えて4回転アクセルも準備を進めているという。

 11月末に行われたNHK杯で、羽生結弦が322.40点の世界最高得点(当時)を叩き出したことは記憶に新しい。しかしこの大会、別の意味でも記録的な大会だった。12名の全男子選手がショートで4回転ジャンプに挑戦し、さらにフリーでは7名が複数の4回転に挑んだのだ。

 記者会見は「男子にとって4回転は何本必要か」という論争で盛り上がった。

 羽生はショートで2本、フリーで3本の4回転を成功させた。

「全選手が4回転に挑んだことは驚きですが、ただ跳べば良いのではなく、綺麗に降りることで高得点がもらえるもの。僕は今回、計5本挑みましたが、難しい入り方、降り方をして、高いクオリティで跳ぶから武器になるんです」

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