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“145点”の悪夢から20年――。
エディー・ジョーンズが挑む決闘。 

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photograph byTadayuki Minamoto

posted2015/09/07 16:45

“145点”の悪夢から20年――。エディー・ジョーンズが挑む決闘。<Number Web> photograph by Tadayuki Minamoto

2012年に就任したエディー・ジョーンズ日本代表ヘッドコーチ。'14年にはテストマッチ11連勝の快進撃を見せ、一時は初の世界ランキング9位入りも果たした。

「自分が日本ラグビーを救うのだ」

 8月上旬、Number PLUS「ラグビーW杯完全読本」の“ラスト”インタビューで、エディー・ジョーンズは日本ラグビーに対するあふれる思いを言い遺してくれた。

「自分が日本ラグビーを救うのだ、という使命感をずっと持ち続けてきました。私は長い間日本のラグビーにかかわってきて、この国にもいい選手がたくさんいることを知っている。彼らは勤勉で、忍耐強く、ハードワークを厭わないということを知っている。ラグビーを愛するファンがたくさんいることも知っています。それに相応しい代表チームがあるべきなのです。そして、それを世界に知らしめるチャンスはワールドカップしかないのです」

 就任以降の4年間、テストマッチ11連勝、史上初の世界ランキングひとケタ入りなど、ジャパンの快進撃を演出し続けてきたエディー・ジョーンズ。彼が率いる現日本代表が「史上最強の桜」であるとの呼び声も高い。あとは本大会での勝利をもって、20年分の歴史をひっくり返すだけだ。

 第8回ラグビーワールドカップ、イングランド大会。緒戦は9月19日、対南アフリカ。日本ラグビー20年目にして最大の「決闘」が、目前に迫っている。

「史上最強」の日本代表はW杯の舞台でも快進撃を見せてくれるのか。
 発売中のNumber PLUS「ラグビーW杯完全読本 桜の決闘。」では、エディー・ジョーンズHCのほか、代表選手のインタビューや対談、対戦相手の徹底分析など、ラグビーW杯について完全網羅。
 ぜひこれを読んで、歴史が変わる瞬間を見届けてください。
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